理想の老人(3月1日~3月15日)
3/1
3月になった.3月は暖かくなるので良い.3月はおしゃれなので,ミツメを聞きながら村上春樹の短編(「カンガルー日和」とか)を読みたくなる.なにかをはじめたくなるし,いろいろなものを手に入れたくなる.案の定カバンと帽子と信仰とニューバランスが買いたくなった.ソールがカラフルなやつ.火星のヒカリエで蛍光色のレザーバッグを買う.
3/5
3月になったあたりで突然レミオロメンをぶり返す.3月9日を日々日付けだけ変えて口ずさむ.流れで南風も口ずさむ.業務中に藤巻亮太のウィキペディアを読んでいると,今度セルフカバーアルバムを出すことを知った.その夜のエムステを数億年ぶりに見る.
3/6
HOCHONO HOUSE!細野晴臣の佇まい,めちゃくちゃかっこよくて,理想の老人だ.長谷敏司の「My Humanity」を読む.最近読む本読む本すべてAIの話をしている.
3/8.5
真藤順丈の「宝島」を読む.本,このペースでおもしろいものが世の中に出ていくことに軽く絶望する.なにやったって敵いやしない.「物語を重ね合わせて密度を高くする」とメモる.その頃,ヨーロッパでは見渡す限りの銀世界と獲物を狙うアカギツネ.僕がようやく夕飯のサラダにありつくとき,彼は雪穴から野ネズミを引っ張り出す.
3/10
今期は「かぐや様は告らせたい」一択.藤原書紀.
3/13
この睡眠は僕だけのものだ.誰にも奪わせない.