祭すとかっと2

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「人類が知っていることすべての短い歴史」を読んだ

宇宙、地球、生命、人類について述べた本。

いろいろなことが明らかになるまでの道のりをストーリー仕立てに読みやすく興味深く描いている。

特に宇宙、地球の章が面白かった。

ほとんどの発見は1800年以降に行われていることが興味深い。そしてアインシュタインは本当の意味で天才だ。

わたしたちはまだなにも知らないということを再認識させてくれる。

 

こういう本を読むたびに思うことがあって、それはわたしたちの歴史がほんとうの意味で始まったのは中世以降、ルネッサンスからだということだ。

それまでの文明はあまりわたしたちが石器時代について述べるのと変わらないのではないかという感じがする。

そういう意味で古代ギリシャはとてつもない時代だった。もし古代ギリシャのまま進み、キリストが生まれなければ今私達の文明は西ローマ帝国が滅びる400年から1400年までシームレスにつながり1000年前倒しに発展していたのでないかとすら思ってしまう。

キリストは「愛」という思想を発明したが、その思想は悪用され1000年間文明を停滞させてしまった。

私たちの文明はまだはじまったばかりだ。