祭すとかっと2

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Galileo Galileiの終了について

Galileo Galileiの終了が告知された。

悲しさがある。

悲しいが驚きはなく、そうなったかという感じだ。ああ、そうなってしまったか。

おそらく最近のアルバムまできちんと追いかけている人はみなそう感じていると思う。

GGは結局最後まで、はじめについてしまったイメージと実際にやりたいことの乖離が埋まらないバンドだった。

See More Glassで吹っ切れたと思ったんだけれど、そううまくはいかなかったらしい。それだけ閃光ライオットの、青春ロックの鎖は重く鈍い。

 

閃光ライオット、夏空、ハナマス、おお振り、パレードの前期。

あの花、青い栞、5人体制、イマジナリフレンド、ポータルの中期。

脱退、FOLKS、ALARMS、洋楽インディ傾倒、シーモア、そしてSea and the Darknessの後期。

途中で一瞬ピコピコしてたりもするが、GGの活動はだいたいこの前期・中期・後期にわけられる。(後期と書かざるをえないことが悲しい)

このそれぞれでほぼ別バンドのような音楽を作っている。でもファンにせがまれるのはきっと圧倒的に前期中期の曲達で。

後期の、つまり今の彼らに前期の若さや中期の5人での音はなかなかきつかったのではないかな。

実際におれの行った去年秋のBroken Towerツアーラストでは一曲も前期の曲をやらなかった。客層は中高生メインにもかかわらず。

今から思うとタワーから落ちる3人なんてひどく意味深だけれども。

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インタビューのおもちゃの車からそろそろ降りたいというのは紛れも無い本心なんだろう。

なんだか書きたいことがまとまらないな。

まあでもおれはPortalのイマジナリフレンド→老人と海への流れから溢れ出す多幸感は2010年代音楽界の奇跡だと思っているし、ツアーラスト奇しくも誕生日に聞いたBirthdayはきっと忘れられないし、そういえばあのときの最後の曲は親愛なる君へだった。

お疲れさまでした。

彼らがこれからしがらみのない音楽でまた僕達の目の前に現れてくれることを祈る。