「つばき」というバンドについて
最近はつばきばっか聞いてる。
つばきは中学生の頃知り、僕はとても好きなのだけれどなかなかブレイクせず、そうこうしていたらボーカルの一色さんが脳腫瘍で入院し、しばらく活動休止していたのだけれど、昨年帰ってきたバンドだ。
つばきはとくに「PORTRAIT」というアルバムがとても好き。
中高の頃結構好きだったバンドはたいてい活動休止してしまった。超飛行少年、hare-brained unity、キャプテンストライダム、シュノーケル、DOPING PANDA、JANGA69。
最近は浪人の頃に聞いていたバンドの活動休止が多くて悲しい。andymori、the cabs、UNDER THE COUNTER,UPLIFT SPICE,GENERAL HEAD MOUNTAIN。
ブレイクしきらないバンドの活動休止はまあ仕方ないのかなあという気もしつつ、やっぱりとても切ない。そのなかでつばきがまだ音楽を続けているというのは本当にとてもとても元気がもらえる。ずっと音楽やっていてほしい。
先日の久々のワンマン行こうと思っていたのだけれど行けなかった後悔が着々と襲ってきている。まあ行けなかったんだけど。くそう。
6月につばきフェスがあるらしい。行くか迷う。(基本ワンマン派)
消えていったバンドたちのことも、みんなが忘れてしまっても自分だけは覚えておこう。
一昨日から自転車の鍵が見つからなくて、でも家に帰ってきてから次の日の朝までになくなってるから、絶対家の中にあるはずだと思い、ベッドの上やソファの隙間からはじめ、絨毯の下、洗濯物かご、ありとあるポッケ、窓のレール、開けっ放しの抽斗、毛布の間、バッグ、フードの中、ティシュケース、果てにはゴミ箱を漁り、排水口まで覗けど見つからなかった。
こんな、こんな簡単に大切なものはなくなってしまうのか。大切なのに。大切なものでも。
唇噛み締め、脳内では山崎まさよしが流れ、絶対に部屋の中にはないという事実を少しずつ体に馴染ませるために、あるはずのない隅々まで部屋を探しまわった。
結局やっぱり部屋の中ではいつからなくて、すわ鍵ぶっ壊すかとマイナスドライバー持って外に出たら、アパートの警備室の前にそっと置かれてた。
嬉しすぎた。優しい日本社会にマジ感謝。
一度失われてもたゆまぬ思いがあれば戻ってくる。